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パレード

ことばがただパレードしている、そんな場所

なぜ実験を行うのか

ときどきそれを学んで、できたところで何になるのというつまらない質問をされるときがあります。その質問がなされる時点で自らの力不足を感じなくてはいけないし、かわいそうなことをしているなあと思います。できなかったことができるようになることや、理解できなかったことを理解できるようになることはすごく楽しいことだし、学ぶことは快楽です。

で、今やっている実験について、じゃあ何を伝えたいのか?根本的には何なのかを突き詰めると、わたしは後戻りのできない時点というものは確実に存在するのだ、ということを伝えたいのです。とりかえしのつかないことというのは世の中に存在して、リセットできないことがあるということ。さらに追加でデータを取ることは可能だけれどもその1回はもう取り返しがつかない。後戻りできない、とても大切にするべき瞬間が毎日のそれである、いうことを伝えたいのでした。結構壮大であった。

そんなテーマをもちながら行う中和滴定ですがだいたいが高いガラス器具をたくさんこわしながらお酢をすいこんじゃってむせながらで終わっちゃう。あのとき酢を吸いこんじゃって鼻から出したよねーなんていうことで終わってもかまわないけれども。

どこかで伝わるといいわあと思いながら言うのもやぼであるからそれでもどっかで言いたくてここで書く。