パレード

ことばがただパレードしている、そんな場所

パジャマのようなめがね

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新しいめがねを買った。

 

ここのところずっと気に入ってつけていためがねが日ごろの扱いの悪さにだんだんとよれよれになってきてしまい(ときどきめがねの上に寝るくせがあるもので)しょうがなく買いにいった。

 

 

 

 

めがねを買うことはとても勇気がいるものだ。

わたしにとってめがねはパジャマのようなものでそんなたいそうなものでなくてよくて着やすくてくつろげて丈夫であればよい。でもパジャマだからときどき着替えたい、そんなアイテム。

 

 

でも、めがね屋さんの人はめがねが勝負服みたいに思っている場合が多い。

だいたいにおいて全員めがねだ。

完全アウェーだ。

 

 

「ではコンタクトをはずしていただいて10分ほどたってから視力をはかります」

いやいやいや。

全力で拒否。

その10分どうしたらいいのだ。

全裸ですよ。いうなれば。

目の。

目が。

 

むり。

ぜったい無理。

めがねやコンタクトをしていなくてひどい目にあった人のはなしを知らないのか。

裸のおそろしさを知らないのか。

めがねをかけているくせに。

わかるだろうその心細さとせつなさとおそろしさが。

歯ブラシが鼻穴に入ったりするのだぞ。

めがねの上で寝ると背骨から翼が生える悪夢をみるのだぞ。

とても心細い気持ちになっちゃうのよ。

そしてなによりどうしてあなたに裸をみせなくてはいけないの。(目の)

 

 

「…コンタクトの度数から作ることはできませんか…?」

と食い下がる。

「できますけれどほら、コンタクトと違ってめがねって目から離れていますから視力がまた違ってくるのでー」

 

…はだかが見たいのか。

みたいだけだろう、わたしのはだかが。(目の)

 

 

結局コンタクトレンズは外さず、度数を伝えて作ってもらうことに成功。

しかし敵もさるもの。

最後の最後で

「微調整しますのでコンタクトレンズはずしてくださーい」

と結局はだかに。(目が)

 

 

こんな目にあうとは(目だけに)となんで今までこういうことにならなかったのか考えたら適当に今もっているめがねを持っていって「これと同じ度数で」と頼んでいたのでした。

 

 

今パジャマのようなめがねをつけてとても満足している。

今日からはめがねの上に寝ないように気をつけて生活したい。